舞鶴遊水地とタンチョウヅル

本日の会長挨拶は、先週のひらがなの字源から。
「无」(ん)は「無」と同じ意味で、関連して「南無阿弥陀仏」について。
本来は「南无阿弥陀仏」で、浄土真宗の本願寺派(お西)は「ナモアミダブツ」、大谷派(お東)は「ナムアミダブツ」と読みます。開祖・親鸞聖人がつけたふりがなの違いからきているのだそう。
また、大学の同窓会で、大病を患った同級生のひとりが、「一番大事なのは、人と人との繋がりの中に自分がいると意識すること」と教えてくれた、とのお話。ロータリーもまさに人と人との繋がり。漢字1文字から始まる深~いお話です。

続いて、北広島ロータリークラブの小森宏明会長から、ポリオ撲滅活動の一環のフリーマーケットについて。
今年は同じ第7グループの近隣クラブにもぜひ協力をお願いしたい、との依頼でした。
長沼クラブもできるだけ協力したいと思います。

例会担当は森下会員で、ゲスト卓話です。公益財団法人 日本生態系協会の職員で、役場総務政策課の横山智子さん。
日本生態系協会は自然保護団体のNPO法人で、長沼町の舞鶴遊水地にタンチョウヅルを呼び戻そうという主旨のもと、
地域と共に考えていくために、4月から研修生として役場に勤務されています。

かつては多くの沼地や湿地にツルが住んでいた長沼。実は近年、舞鶴遊水地でタンチョウヅルの飛来が度々確認されています。目指すのは、ツルが住めるような自然環境の保全と、農業など町の基幹産業との共存。
タンチョウが住む→タンチョウのエサとなる生物も豊富→豊かな自然に繋がるのです。
驚いたのは、舞鶴遊水地の広さには多くて2組のつがい(最大で4羽)くらいしか住めないということ。
広々とした環境が良い場所で子育てしたい、人間もタンチョウも同じですね。
タンチョウを目当てに観光客が増えたり、町づくりのシンボルにもなり得ます、との貴重なお話でした。
タンチョウ(単調)かと思ったら意外と複雑ですね、という青木副会長のオチがついたところで卓話は終了です。
さまざまな分野の方々の幅広いお話が聞けるのも、ロータリーの強みではないかと思います。

(文責 代打2回目、事務局伝庄)

 

※更新が少々遅くなってしまいました。申し訳ございません(幹事 中舘)